FX自動売買

【FX自動売買】実運用システムの全体像を公開|USD/JPY・EUR/USDのマルチタイムフレーム戦略

はじめに:このブログ・システムについて

はじめまして。このブログでは、自作のFX自動売買システムを実際の資金で運用した記録を公開しています。

運用資金は100,000円からのスタート。利益が出た月も損失が出た月も、数字をそのまま公開していきます。「自動売買の現実」を一緒に見ていただければ幸いです。

 

2026年3月時点の実績

現在5トレードを完了しています。

日付 通貨ペア 方向 結果
03/04 EUR/USD SHORT +5,067円 ✓
03/13 USD/JPY LONG −2,145円 ✗
03/13 EUR/USD SHORT −2,309円 ✗
03/19 USD/JPY LONG −2,370円 ✗
03/19 EUR/USD SHORT −2,190円 ✗

累計損益:−3,947円(1勝4敗)

スタートは苦しい状況ですが、これがリアルな自動売買の現実です。引き続き記録を公開していきます。

対象通貨ペアと時間足

現在、私のシステムで取引対象としているのは以下の2つの通貨ペアです。

  • USD/JPY(ドル円)
  • EUR/USD(ユーロドル)

この2ペアを選んだ理由はシンプルです。世界で最も取引量が多く、スプレッドが狭い通貨ペアだからです。取引コストを抑えることは、長期的な運用において非常に重要な要素となります。

なぜ4時間足をメインにしているのか

時間足については、4時間足をメインに採用しています。

1分足や5分足などの短い時間足は、確かに取引機会は多くなります。しかし、ノイズ(ランダムな価格変動)の影響を受けやすく、システムの安定性が損なわれるリスクがあります。

一方、日足や週足では取引機会が限られすぎてしまいます。4時間足は、ある程度のトレンドを捉えつつ、適度な取引頻度を確保できるバランスの良い時間足だと考えています。

また、4時間足であれば相場の確認は1日6回で済むため、自動化との相性も良好です。常に画面に張り付く必要がないという点も、システムトレードにおいては大きなメリットです。

なお、私のシステムでは4時間足単独ではなく、複数の時間足を組み合わせて判断する「マルチタイムフレーム戦略」を採用しています。詳しくは次のセクションで解説します。

戦略の概要:マルチタイムフレーム戦略とは

具体的なエントリーロジックや数値については非公開とさせていただきますが、戦略の基本的なコンセプトについてはお伝えできます。

私のシステムでは、マルチタイムフレーム(MTF)分析をベースにした戦略を採用しています。

マルチタイムフレーム分析の基本的な考え方

マルチタイムフレーム分析とは、複数の時間足を組み合わせて相場を分析する手法です。簡単に言えば、「大きな流れ(上位足)を確認した上で、細かい動き(下位足)でエントリータイミングを計る」というアプローチです。

例えば、日足で上昇トレンドを確認し、4時間足で押し目を待ち、さらに1時間足で反転のサインを確認してからエントリーする、といった具合です。

このアプローチの利点は以下の通りです。

  • 大きなトレンドに逆らわない取引ができる
  • 単一時間足よりもダマシを減らせる可能性がある
  • エントリー精度の向上が期待できる

もちろん、これで必ず勝てるわけではありません。どんな手法にも弱点はあります。しかし、複数の視点から相場を見ることで、より確度の高い判断ができると考えています。

ロジックの詳細を公開しない理由

正直なところ、細かいロジックを公開しても良いのですが、以下の理由から非公開としています。

  • エッジ(優位性)が失われる可能性があるため
  • 同じロジックでも運用する人によって結果が異なるため
  • 「このロジックをそのまま使えば勝てる」という誤解を避けるため

大切なのはロジックそのものよりも、それをどう運用し、どうリスク管理するかだと私は考えています。

リスク管理・資金管理の考え方

私が最も重視しているのは、実はエントリーロジックではなくリスク管理です。

1トレードあたり2%ルール

私のシステムでは、1トレードあたりのリスクを資金の2%に固定しています。

例えば、運用資金が100,000円の場合、1回のトレードで許容する損失は2,000円までです。これを超える損失が出るようなポジションサイズでは取引しません。

この2%ルールは、連敗しても資金が急激に減らないようにするための安全装置です。仮に10連敗しても、資金の約18%程度の損失に留まります(複利で計算した場合)。

ポジションサイズの計算

2%ルールに基づき、毎回のトレードでポジションサイズを計算します。

計算式はシンプルです。

  • 許容損失額 = 資金 × 2%
  • 損切りまでの値幅(pips)を確認
  • ポジションサイズ = 許容損失額 ÷ 損切り値幅

この計算をシステムが自動で行い、適切なロット数を算出します。これにより、損切り幅が広いときはロットを小さく、狭いときは大きく、という調整が自動的に行われます。

なぜ資金管理が重要なのか

どんなに優れた手法でも、100%勝ち続けることは不可能です。必ず負けるときがあります。

そのとき、1回のトレードで資金の大部分を失ってしまったら、取り返すのは非常に困難です。資金が半分になったら、元に戻すには100%のリターンが必要になります。

だからこそ、生き残ることを最優先にしたリスク管理が不可欠なのです。派手に勝つことよりも、退場しないことを重視しています。

実運用の仕組み

ここからは、実際にどのようにシステムを運用しているかをご紹介します。

運用口座:GMOクリック証券

運用口座にはGMOクリック証券を利用しています。

選んだ理由は以下の通りです。

  • スプレッドが業界最狭水準
  • 約定力が安定している
  • OCO注文などの注文機能が充実している
  • 国内大手で信頼性が高い

特にスプレッドの狭さは、頻繁に取引するシステムトレードにおいて重要な要素です。

OCO注文で利確・損切りを同時設定

注文方法にはOCO注文を採用しています。

OCO注文とは、「One Cancels the Other」の略で、2つの注文を同時に出し、一方が約定したらもう一方が自動的にキャンセルされる注文方法です。

具体的には、新規ポジションを持ったら、すぐに利確(Take Profit)と損切り(Stop Loss)の両方を設定します。これにより、以下のメリットがあります。

  • 相場を見ていなくても自動で決済される
  • 感情に左右されずルール通りの決済ができる
  • 想定外の損失を防げる

「損切りできない」というのは、多くのトレーダーが陥る罠です。OCO注文で最初から損切りを設定しておけば、この問題を回避できます。

シグナル確認の自動化

エントリーシグナルの確認は、Windowsタスクスケジューラを使って自動化しています。

4時間足を使っているため、4時間ごと(0時、4時、8時、12時、16時、20時)にスクリプトが自動実行され、条件を満たしていればシグナルが発生します。

現在のところ、シグナル発生後の実際の注文は手動で行っていますが、ゆくゆくは完全自動化も視野に入れています。

今後の展望

最後に、このシステムとブログの今後についてお話しします。

運用実績の定期公開

このブログでは、毎月の運用実績を公開していく予定です。利益が出た月も、損失が出た月も、隠さずに報告します。

リアルな数字を見ていただくことで、FX自動売買の実態を感じ取っていただければと思います。

通貨ペアの追加検討

現在はUSD/JPYとEUR/USDの2ペアですが、将来的には他の通貨ペアへの展開も検討しています。ただし、むやみに増やすのではなく、十分な検証を行ってからになります。

システムの改善

システムは完成形ではありません。運用しながらデータを蓄積し、改善できる部分があれば随時アップデートしていきます。

ただし、過度な最適化(オーバーフィッティング)には注意が必要です。過去のデータに合わせすぎると、将来の相場に対応できなくなるリスクがあります。この点は常に意識しながら改善を進めていきます。

おわりに

FX自動売買は、決して「放置するだけで儲かる夢のシステム」ではありません。しっかりとした設計、検証、リスク管理があって初めて成り立つものです。

このブログが、FX自動売買に興味を持つ方の参考になれば幸いです。これから長い運用記録になると思いますが、ぜひお付き合いください。

ご質問やご意見があれば、コメント欄でお気軽にどうぞ。一緒に学んでいければと思います。

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