前置き:じわじわと近づく50件
前回(#26)、札幌除外後の初めての実戦データ(9月5日・6日)について書いた。9月6日は「推奨馬なし」という、当たりでも外れでもない結果だった。
そして9月12日、13日の結果が出た。
9月12日:推奨馬なし(0件)
9月13日:2件推奨(阪神) 的中0
9月13日の内訳は、ミリタリータトゥー(EV3.90)とゴルディアス(EV4.97)。どちらも阪神で、着順はそれぞれ5着・7着だった。
累計は49件。的中はまだゼロ。
以前決めた「累計50件で再確認する」という基準まで、あと1件に迫った。
5着・7着という「惜しい外れ」について
一つ、細かい点だが書いておきたいことがある。
これまでの記事で報告してきたハズレの多くは、着順まで詳しく見ていなかった。だが今回、ミリタリータトゥーが5着、ゴルディアスが7着という結果を見て、少し気になったことがある。どちらも、大きく崩れたわけではない。
単勝馬券は1着以外はすべて「ハズレ」という、シビアなルールだ。5着も、殿負けも、結果としては同じ「ハズレ」に分類される。だが、モデルが「勝つ可能性が高い」と評価した馬が、実際に中位で走りきっているという事実は、それはそれで一つの情報だ。
もちろん、たった2件からは何も結論づけられない。ただ、今後もし条件を見直す局面が来たときには、「大きく崩れて負けているのか」「僅差で負けているのか」という視点も、EV帯・開催場別の分解に加えて見ておく価値があるかもしれない。これは今回、記録として残しておきたいメモだ。
累計49件、依然としてゼロ
あらためて、8月8日からの累計を確認する。
実運用日数:11日(うち2日は推奨0件)
推奨件数 :49件
的中数 :0件
回収率 :0%
札幌除外前が43件、除外後が6件(9/5:4件、9/13:2件)。まだ除外後のサンプルは少なく、判定できる段階ではない。
次に推奨馬が出た時点で、累計50件に到達する。前回・前々回から言い続けている通り、この節目でEV帯別・開催場別の内訳をあらためて確認し、基準3(累計回収率が明確に50%を下回る状態が続く場合の条件見直し)を検討するかどうかを判断する。
今回の裏話:環境トラブルとの付き合い方
今回、実は一つ小さなトラブルがあった。検証に使っている作業環境(サンドボックス)が、9月8日のWindowsアップデートの影響で一時的に接続できなくなり、結果CSVの文字コードが読み込めなくなってしまった。
幸い、必要だったのは2頭分の着順だけだったので、直接確認して記録することで対応できた。だが、これは「データ検証の自動化」にも、意外な脆さがあることを再認識させられた出来事だった。
システムの精度そのものとは別に、「検証プロセスを止めないこと」も、地味だが継続的な記録には欠かせない要素なんだと、あらためて感じた。
Data Scientistとしての振り返り
今回、大きな学びというよりは、「淡々と記録を続ける」ことの実践に近い回だった。
累計49件、あと1件で節目。派手な進展はない。だが、この「派手じゃない継続」こそが、最終的にデータの信頼性を作る。171.5%という一発の数字より、49件積み上げた0%の方が、実は重い情報を持っている。
次の1件で、ようやく最初のチェックポイントに立つ。そこで何が見えるか、正直に報告する。
技術ノート
実運用累計成績(2026年9月13日時点)
実運用日数:11日
推奨件数 :49件(札幌除外前43件/除外後6件)
的中数 :0件
回収率 :0%
次のチェックポイント:累計50件到達時(あと1件)
9月13日の内訳
阪神:ミリタリータトゥー(EV3.90)→ 5着
阪神:ゴルディアス(EV4.97)→ 7着
次回の予定
累計50件に到達した時点で、以下を確認する。
✓ 札幌除外前後で、的中率・回収率にどれだけ差が出ているか
✓ 依然として全帯・全開催地でゼロが続いているか
✓ 続くようであれば、基準3に基づき条件の見直しを検討する
【競馬AI開発記】次回予定:
- Day 28:累計50件到達時点での棚卸し報告